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  • アプライアンス&デジタルソリューション株式会社

先輩社員メッセージ

○ 大阪開発センター H.T (2001年入社)

"現在私が所属しているプロジェクトでは、ケーブルテレビ(スカパー、WOWOWなどの番組が見ることの できる)の基地局内のシステムの制御を行うソフトウェアの開発・保守を行っています。プロジェクトでは、ADSの社員だけで無くTCSグループの本体・関連会社社員の方の協力を得て業務を進めています。


システムの開発は、(上流工程)「お客さまからの案件の提示→案件仕様の理解→設計(基本~詳細)→プログラミング(製造)→テスト(評価)→リリース (納品)」(下流工程)と作業を進めていくのですが、私のプロジェクトではこの作業のほとんどすべてをADS(TCSグループ社員含む)の社員で行ってい ます。


1年目~2年目の社員は、主にテストを担当してシステムの仕様理解を進めていき、ある程度スキルがついてくるとプログラミングや設計の作業を担当することになります。私も入社から前述のように担当業務を下流工程から上流工程へとステップアップしていき、現在では主に設計の業務を担当しています。


入社して1年目~2年目の上期まで評価業務を担当したのですが、評価の業務は開発のスケジュールが開発 規模に対して非常にタイトな場合に、負荷が重くのしかかるところであり、超過勤務が多くなり体調を崩した時期もありました。しかし自分の担当業務のステップアップを進めていく上で、評価の業務は大変重要だった事を今になって再認識しています。


私のプロジェクトでは、チーム内の仲もよく毎日気持ちよく業務を行っています。自分もこのような環境で業務を行えることを感謝しつつ、自分の能力をより一層高めていきたいと思います。

○ 大阪開発センター H.K (2002年入社)

私は、主に国内向けテレビ開発業務を行っています。今回は、ワイヤレス液晶テレビ開発を行ったときの業務内容を紹介したいと思います。


ワイヤレス液晶テレビとは、液晶パネルとチューナーが別々のユニットに分かれており、チューナー部(以 下、伝送ユニット)から、MPEG変換した映像と音声を、無線通信で液晶パネル(以下、テレビ本体)に送信して、表示するテレビのことです。このため、伝送ユニットをアンテナに繋いでおけば、液晶パネルだけをアンテナがない部屋に持っていって、地上アナログ放送やBSアナログ放送 を視聴することが出来ます(著作権保護の問題があるため、地上/BS/CSデジタル放送には対応していません)


テレビ本体と伝送ユニットとの無線通信でやり取りされているのは映像と音声だけでなく、さまざまなコマ ンドの送受信も行われています。例えば、現在視聴中のチャンネルを変える場合、テレビ本体に向かってリモコン操作します。ですが、チューナーは伝送ユニットにありますので、伝送ユニットで目的のチャンネルを選局しなくてはいけません。この時に、テレビ本体から伝送ユニットに対してチャンネル選局のコマンドが送信され、選局処理が行われます。この他にも、無線関連の設定や二ヶ国語放送時などの音声切換の設定なども、コマンド通信を用いて処理しています。


私の業務は、このコマンド通信の、伝送ユニット側の制御の開発でした。
開発内容としては、主に以下のような内容です。


○受信コマンドの解析及び、コマンドに対応する制御の実行する、コマンド受信部の構築
○映像信号などの検出結果をコマンド変換し、テレビ本体へ送信するコマンド送信部の構築
○伝送ユニット側の無線部制御処理の構築(コマンドで制御を行うため)


コマンド通信は、ワイヤレステレビだけでなく、デジタルテレビなどでも内部で用いられています。ですが、デジタルテレビ内部などの有線通信とは異なり、無線通信はノイズの影響を大きく受けやすいため、コマンドが途中で欠落したり、送信した順序とは異なって受信されてしまうこともあります。これらのことを考慮に入れての、各コマンド仕様や通信シーケンスの検討も行いました。


これらの業務を行っている中で最も大変だったことのうちの一つは、打ち合わせや問い合わせでした。今回のワイヤレス液晶テレビの開発は、伝送ユニット・テレビ本体・無線部のそれぞれの開発場所が離れていたため、当初から打ち合わせが容易には行いにくい状態でした。簡単な打ち合わせはメールや電話で行いましたが、それ以外でテレビ会議システムなどを使用しての打ち合わせの際には、事前に問題点確認ミー ティングなどを行うなど、スムーズな進行を心がけていても、議題が多くなりすぎて効率が悪くなってしまったということもありました。不具合解析のための問い合わせになると、解析に必要な情報を得るために、やり取りが何往復にも膨れ上がってしまったというケースも起きました。今回の打ち合わせや問い合わせに関連した問題は、基本であるがために重要であると言うことを、再度確認できたように思います。


技術的な面で大変だったことは、この商品の最大の利点である、無線通信環境でした。ワイヤレステレビの開発が過去になく、開発ノウハウもない状態であったため、何をするにも試行錯誤でした。無線通信環境は、当然のことながら目に見えません。ですから、動作テストを行っている最中に不具合が発生しても、職場で多くの方が利用している無線LANの影響によるものなのか、それ以外に原因があるのかの判断がすぐには 出来ず、解析に時間がかかってしまうことが度々ありました。この問題を避けるために、通信状態に影響がない場所を見つけるのに手間取ってしまい、検証が遅れそうになったことありました。その他にも、通信状態が悪い場合に無線通信が確立しやすい状態へ移行させる制御など、無線部開発担当部署への問い合わせとテストを繰り返して、追加した機能もあります。無線通信を安定させるための制御の対応は、新しい知識を得ると言う点で面白くもありましたが、開発が進むにつれて考慮すべき点が見つかったた めに終盤まで気が抜けず、体力的も精神的にもつらいときがありました。 ですがやはり、「ものを作る」ことは、とても楽しいことだと思います。体力的につらくても、自分が携わっている製品が少しずつ完成していくのは、張り合いがあります。


今回紹介したワイヤレス液晶テレビも同様です。特殊な商品であるために、特にその意味合いは大きかったように思います。

○ 大阪開発センター Y.K (2003年入社)

私は所属しているシステム検証というプロジェクトは最近はよく家電量販店で見かけるPanasonicのデジタルテレビ(プラズマテレ ビと液晶テレビなど)のシステムテストを行う業務です。


システムテストとは簡単に説明すると、システムの設計を行う際に動作仕様書と言われる資料を作成するの ですが、その動作仕様書の通りにテレビが動作しているかを確認するテストの事を言います。


一般に検証業務といえば工場の流れ作業で1台ずつテストするようなイメージがありますが(私は入社する までのイメージはそうでした)、 それはシステムテストよりも後の作業工程であり、システムテストは工場生産作業へ入る前の工程になります。


また、用意されたテスト仕様書(テストする時に見るチェックリスト)を基に確認するだけのイメージがあ るかもしれませんが、実際にはテストを行う度に内容を修正/改良するところから始まります。


もう一つ言うと検証業務は開発業務と比べ軽く見られる事がありますが、この工程で見逃した問題はそのま ま市場クレームになりうる為、開発と同等の重要度があります。 (検証業務がデジタルテレビの品質を保っていると言っても過言ではありません!!)


この業務で一番いいところはやはり最新機種を発売からかなり前の段階で触る事ができるということです。また、お店に行くとテストした機種が並んでいていろいろと弄りたくなります。 (もちろん外部の人には絶対内容を言ってはいけませんし、余計な事をやってはだめですが。)


それでもこんな機能がつくとかいろいろと楽しめますし、テストを繰り返す内に徐々に良くなっていく様を実感できるのがこの業務のウリだ と思います。


更にPanasonicのデジタルTVを購入した時には取扱説明書を読む必要なく家で使用する事が可能です。


テレビの検証と一言で言っても、仕向け地毎に内容は変わってきます。私が担当している欧州モデルは海外のメンバーとの連携が必須で電話やメールは英語です。

英語は苦手なので辞書を片手に何とか仕事をしているといった感じです。
現在の目標は英語とテスト設計/管理などの業務をより円滑にこなせるよう努力していきたいと考えています。

○ 新横浜支店 S.A (2004年入社)

私が紹介する仕事内容は、RFIDという無線通信技術に関するプロジェクトです。


RFIDとは、皆さんが何気なく生活の中で使っているICカードなどで実際に用いられている技術で、JR東日本で使用されているSuicaが例として挙げられます。


このプロジェクトでは、まず異なる周波数帯のRFIDのタグと受信機(Suicaに例えるとカードと改札機に相当します)をそれぞれ用 意します。


そして、タグをある一点に固定しておき、受信機が停止している時と動いている時、受信機をタグから距離を離した時、 別の周波数帯で行った時などの複合条件において、各条件での受信機のタグ認識率をデータとして集計します。


実際には、まず測定結果のデータを収集するために、受信機がタグから受ける情報をリアルタイムにログ出力をするためのアプリケーション を作成する必要があります。


ログ出力では、受信機がタグ情報を受け取った日時とタグ情報を随時出力しなくてはならず、また受信機は、最速で150ミリ秒毎にタグを認識するため、ミリ秒単位の正確な刻みにより受信機からのデータ取得を定期的に行わなくてはなりません。


さらに、受信機が平行移動するケースの測定では、受信機がいつタグの前を通過したかを正確に捉えるためにレーザーセンサを使用します。


受信機からレーザーを照射しタグ側にあるリフレクタから反射、受信機側で認知されたところでレーザーの日時をログに残します。


こうすることで、レーザーを認知する前後どのくらいのタイミングで受信機がタグを認識したのかがログを見て判明します。


上記のようにプロジェクトとしては、およそ実験と呼べる内容ではありますが、自ら実験用のアプリケーションを作成し測定を行い、結果をデータとしてまとめていくのは、これまでのプロジェクトにはない楽しさがありました。


そして、RFIDはユビキタス社会を支える1つの技術として、昨今世界で注目されている分野です。


この実験の結果が、今後のユビキタス社会の一助になるかもしれないと思うと、達成感もひとしおです。

○ 新横浜支店 I.M (2005年入社)

現在、私は非接触ICカード用決済端末の開発のプロジェクトに携わっています。


決済端末とは、店舗でクレジットカードやデビットカード等での買い物を可能にする端末です。日常の中では、飲食店やショッピングなどで目にする機会もあるかと思います。


非接触ICカード用決済端末の開発とは、この端末で非接触ICカード決済を利用可能にするためのアプリケーション開発です。


最近携わった業務では、「お客様からの資料提示→仕様理解→ユーザーインターフェイス仕様書の作成→システムテスト仕様書作成→システムテスト」という工程を担当しました。


操作系を始めとする仕様書作成に始まり、システムテストでは、設計どおりに端末が動作しているかを確認していきます。


仕様書作成~システムテストという工程では、思い描いた動作を実機で確認出来るという、プログラミング工程とはまた別の達成感がありま す。


プログラミング工程としては、入社1年目に、プログラミングとシステムテストの担当で関わった製品がテレビでも報道され、多くの工程を経て“ひとつのものが完成したんだ”という感動を覚えました。


非接触ICカード決済は、最近新聞や広告等に登場するなど競争の激しい分野でもあり、開発期間も短いことが多いですが、その分、不明点をすぐに確認することが大切だと感じます。


よりよい製品の開発のためにも、最新情報に耳を澄ましつつ、自身のスキルアップを図っていきたいと思っています。